Kamal Salibi Secrets Of The Bible People

レバノンの歴史家Kamal Salibi（1929～2011）が、1985年にロンドンのJonathan Cape社から発表した旧約聖書に記された物語の舞台はパレスチナではなくアラビア半島南西部、メッカのすぐ南の紅海に面したアシール地方であるとする「The Bible Came From Arabia（聖書アラビア起源説）」に続き、1988年にロンドンのSaqi Booksから発表した旧約聖書の主要なエピソード・登場人物をアラビア半島南西部の地名と照合しそれらが起こった場所等を明示した書籍「Secrets Of The Bible Peopole」です。 出品の書籍は2004年にSaqi Booksから出版された2nd EditionのSoftcoverで2010年に古書専門業者Abe Booksから購入したものです。 「聖書アラビア起源説」で長年の疑問が氷解し、本書でそれはますます確信するところとなりました。残念ながらKamal Salibi教授は2011年に亡くなられましたが、それまでは彼のブログをフォローしていました。 出品の本はイエローマーカーを引いているところが5頁ありますが（画像15、16）、鉛筆で書いたアンダーライン、メモ等は消しゴムで消しました。完全には消えていない箇所、消し洩れ等があるかも知れませんがご容赦願います。 「聖書アラビア起源説」に関しては、ご存じの方はご承知でしょうが「千夜一夜物語」の第759夜（東洋文庫のアラビアンナイト、ベイルート版のAlf Laila Wa Laila共）にエジプト王の使者の大臣がソロモン王に会いに行く話があり「一行はサバ（シバの女王で有名な今のイエメンの奥地）の地、つまりソロモン王の玉座の近くに到着しました」という件があります。千夜一夜を現在の形に編纂した1800～1850年頃のエジプトの文芸知識人達はソロモン王の居所はイエメンの近くのアシール地方だったということを知っていたようですね。 残念ながらKamal Salibi教授は千夜一夜物語を読んでおられなかったようで、「聖書アラビア起源説」にこの件への言及はありませんでした。 本のサイズ：縦23.0㎝、横15.7㎝、厚さ1.7㎝ 重量：　292ℊ 頁数：206頁

• この商品をお気に入りに登録

• 同じ商品を出品する

カテゴリ

• 本・雑誌・漫画
• 本
• 人文

タグ

• Kamal
• Salibi
• Secrets
• Of
• The
• Bible
• People